言語能力を上のように三分割して捉えてみると、活動を通して身につく能力の他に、内言と言われる思考や認識を司る能力に加えて、どのような状況においても比較的役立つスキル化される能力が存在しており、この三者がそれぞれに育つことで、実際の言語活動が質的に深まりを見せることになる。 特に不可視化された内言レベルは、図式化するなど可視化することでそのものを対象化することが可能となる。 またスキル化されるものの中では特に要約力など表現力の根幹にあたるものもあるため、意識して育成していく必要がある。