HOMENo.41

言語活動を支える情動を育成する

no2

解説

 言語活動に主体的に取り組むような学習者を育成するためには、情動的側面に対する長期的な見通しが必要である。毎回、学習者が飛びつくような面白い学習内容ばかりではないし、そうでない場合のほうが多いわけだから、言語活動に参加することによって得られる達成感や自己有用感などを最大限に増幅して学習者に実感させる、そしてそれを継続していく努力と工夫が必要である。
 それと同時に、なぜこの言語活動をしなければならないのか、何のためにこの活動をするのかといった学習そのものを対象化し、その意義や価値に関する理解も得させたい。さらに、協働して活動に取り組むことによって、一人では得られない協力する喜びや他者とのシンクロ感なども取り上げて感じさせたい。

 

 

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