HOMENo.21

学習環境を整える掲示物

no2

解説

 言語活動を充実される方策の一つに学習環境の整備があげられる。特に小学校では教室掲示を効果的に整えることによって、教師がいちいち口頭で支援したり指示したりすることを減らそうとする試みが進められている。
 ただし、学習活動の中で必要なときに使えるように掲示してあることが必要で、「どんな時に」、「何を」、「どのように使うのか」という点が不明瞭であったり、文字が小さすぎて見えないとか、量が多すぎて使いやすくないなどの、実際上の問題にも配慮する必要がある。
 文章を書く際に留意させたい点などは掲示しても見えにくいし使いにくいのでラミネートにして個々人に持たせておく、語彙などは、気になった語彙を書き留める語彙ノートを机の脇にぶら下げておき、必要なときに見ながら書けるようにしてやる。こうした環境整備によって学習者の言語活動の質が向上する。

 

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