HOMENo.18

子どもの反応を取り上げて教材化する

no2

解説

 教師のインターベンション技術は、その場で見取り、その場で対応することが求められるため、最初は、非常に単純化した意識からはじめなければならない。上に示したインターベンションの観点は特にこれから教師としての経験を積み重ねて以降とする若い先生方に必要な観点である。
 一つは「方法の取り出し」、学習者の言語活動から、方法を取り出し、言語化してクラスで共有するためのインターベンションである。
 一つは「語彙の定着」、学習者の使用している語彙に着目し、他の語彙と関係づけたり、使用効果や使用する必要のある状況などを考えさせることで語彙運用に関する知識が補足し、語彙の定着を図るためのインターベンションである。
 一つは、「発問による追求」、学習者の思考の浅いところや言語化のできていないところに着目し、それを補ったり、再考したりするための発問を重ねていくことで、学習者自身の思考や表現を深化拡張することを目指したインターベンションである。
 

 

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