HOMENo.15
わいわいするコミュニケーションの場を
解説
論理的な思考操作の基本的なトレーニングとして、複数の情報をグループで吟味しあう学習は効果が高い。吟味しあうといっても観点を決めたり、目的を持たせたりすることよりも、最初は情報を触りながら自由におしゃべりする程度の学習を積み重ねていくと良い。
この学習を通して、「比較」「分類」「関連付け」など論理的な情報操作を通して、操作そのものに習熟していくとともに、複数の情報から抽象的な観点を言語として導き出すことが無意識のうちに行われ、「具体─抽象」の往復運動を繰り返すことで認識のトレーニングにもつながっていく。
話し合いの学習場面を計画する際には、そこに提示する情報の量と質にも配慮することが重要である。