教材について
環境問題を微生物の利用という観点から扱った教材である。文章構成は、序論ー本論ー結論の分かりやすい三段落構成なので、文章構成自体の学習から、環境をテーマにして調べ学習をし、文章表現の学習に持ち込む展開をまず思いつくが、ありがちな展開なので少し引く。でもこれって結構生徒が毎年変わるのだから、やってる方としては定番の展開でも受けている方としては必要な展開ではと思い直す。このことについては昔、高校の文学教材で論文を書いたように思う。定番教材による教師の潜在意識の形成に関するもの。で、それぐらいこの教材は典型的な教材だと思う。
生徒の様子を観察して説明文を読む力がまだ身に付いていないようなら詳細な読解の授業をするし、文章構成から表現に行くのならば、環境に行かずに他のテーマにするだろう。