国語の学習そのものをサポートする書籍をそろえてほしい。
PISAにおいて求められる情報力
@多様な形式のテキストに対応する力
・テキストの構造・・・連続型・非連続型
・テキストのタイプ・・・広告・宣伝・議論・図・表・メイル・手紙・張り紙など
A情報理解のプロセスと求められる能力
・情報の取り出し・・・テキストに書かれている情報を正確に取り出すこと。
・テキストの解釈・・・情報がどのように意味を持つか理解し、推論する。
・熟考・評価・・・テキストに書かれている情報と自分の知識や経験を結びつける。 ↓
複数の情報を操作して、自分の考えを持つ。
文章をより深く理解するために自分で情報を補って読む。
今後国語の学習は、主文となる教材に対して複数の情報を補って理解を深める学習が求められる。 ↓
図書館に求めるもの
@教科書教材を中心に国語科で学習する教材に触れて、学習者の理解が広がったり、深まったりす る情報を、収集し図書館の別の書棚に置き、学習者の利用しやすいように整えてほしい。
A図書館に所蔵する媒体を拡張してほしい。 (例 ポスター、広告、メイル、手紙、図表など) Bジャンル別に検索可能なHPのデータベースを作成し、学習者が利用できる形に整えてほしい。
楽天(http://event.rakuten.co.jp/ranking/book/208866.html )7月26日現在
1『キッズ・ジャポニカ』(江崎玲於奈・小学館・5700円)
2『1日10分でえがじょうずにかけるほん』(秋山風三郎・講談社・850円)
3『魔法使いハウルと火の悪魔』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ・徳間書店・1600円)
4『おまえうまそうだな』(宮西達也・ポプラ社・1200円)
5『かいけつゾロリゆめのハッスル歌謡ショー 』(原ゆたか・ポプラ社・1350円)
6『どうぞのいす』(香山美子・ひさかたチャイルド・1000円)
7『どんなかんじかなあ』(中山千夏・自由国民社・1500円)
8『1日10分でえがじょうずにかけるほん(小学校低学年対象)』
9『ちびくろさんぼ』(バンナーマン・瑞雲社・1000円)
10『きんぎょがにげた』(五味太郎・福音館書店・743円)
図書館で出来ること 与える学習・ 興味ある学習 自分で進める学習・目的のある学習
・おもしろい本をたくさん与える。
・短期キャンペーンを行う。
・読書感想文を書かせる。 」
・リサーチ・ペーパーを書く。
・読んだ本の数を競う。
・読んだ本の質を競う。
・図書館に来る頻度を競う。
・いい本を発見することを競う
↓
知識を構築する or 意見を構築する
@情報収集力 目的に応じて適切に情報を収集することができる力。
(本屋・各図書館・WEBなどから関連する情報を集められるか?)
実践例 1毎月、一つのクラスにテーマを決めて書籍を探してもらうことを依頼する。
2情報(特に書籍)の集め方について図書館指導を行う。
3情報誌としてまとめさせ、印刷して全校に配布する。
4年間を通じて情報誌コンテストを行う。
5情報誌を学校の蓄積する財産として保有し、利用する。
A読書生活を自ら構築する力
(自分の読書生活を振り返り、その質を高めることができているか?)
1情報源の広がりに意識を持たせる。
2週単位でどのような情報を得ているかを捉えさせる。
3読書生活自体を交流させる。
Bいい本を選ぶ力 (書籍の質を捉える観点を持ち、本を選んで読むことができているか?)
1 まずはモデルとして、図書の書籍をグレード別に分類する。
2 キャンペーン型の学習を仕掛ける。(マイルレージ式読書運動など)
3 読書感想文コンクールなどの指定図書を学習者に作らせる。
Cジャンルに応じた読み方を学ばせる。 (学習者の読書生活におけるジャンルの偏りはないか。) ジャンルとして 解説書・教科書・ノンフィクション・物語・文学・詩・短歌・俳句・図鑑・写真 集・web・新聞・雑誌・漫画・ビデオなど
1 ジャンル別の読み方講座を開く
2 ジャンル別に短期の読書キャンペーンをはる。
3 ジャンル別の情報誌を作る。
読書コミュニティーネットワーク
本を通して世界と出会う―中高生からの読書コミュニティづくり
近江哲史
図書館力をつけよう―憩いの場を拡げ、学びを深めるために
日本図書館協会
図書館利用教育ガイドライン合冊版―図書館における情報リテラシー支援サービスのために
渡辺暢恵
子どもの読書力を育てる学校図書館活用法 1年~6年
山形県鶴岡市立朝暘第一小
みつける つかむ つたえあう―図書館を活用した授業の創造
前園主計
図書館サービス論
塩見昇
図書館サービス論
増田信一
学び方を養う学校図書館―司書教諭の職務とサービス