ドロシー・ロー・ノルト PHP文庫
この本は京都で買いました。電車に間に合わず急いでいたのですが、何にも読むものをもっていなかったので、本屋に駆け込んでレジの前にあるこの本をたまたま買ったのです。
飛び乗ってから本の帯を見ると「世界22カ国で愛読。誰もが共感できる子育ての知恵」と書いてあり、「ほんとかなあ?」と思いながら読み始めました。
今、多くの小学校では、授業中に立ち歩いたり、落ち着いて学習に取り組めない子供が増えています。ADHDやLD、アスペルガー症候群などの言葉で捉えるしかない子どもがいることも重々承知の上で敢えて言うならば、「子どもが他者を信用していない」と感じることが多く、「親子関係」がきちんと結べていないんだなあと思うのです。
子どもから関係を結ぶことを期待する親がいると聞きます。
「それは無理」です。それでも一生懸命親子の絆を結ぼうとしてもがく幼児のすがたを目にすることもあります。
甘やかすとかではなくしっかりとした親子関係を結ぼうと思うとき、この本を是非手にとって読んでもらいたいと願います。