Laura Robb & Ron Klemp & Wendell Schwartz Great source 2006
アメリカの中学生に向けて書かれた読むことをメタ認知するための参考書である。こういった学習者向けの参考書が日本にもあればと思うが、ジャンルごとにその目的や方法が具体的な文章に即して言語化されているところが魅力的だ。中学生向けに書かれているので日本人にも読みやすい英語となっている。 言語操作能力の育成を重視する傾向が強まっている現在、読むという行為が学習者にとってどのような意味や価値を持つのか、またジャンルごとに異なる読みのストラテジーを学習者が学習するための方法はないのかという疑問に丁寧に答えてくれている。 PISA型読解力と呼ばれる非言語テクストとの関係にも言及されているため、英語が読めれば広く使用できる。