1888年香川県高松市生まれ。京都大学在学中、第三次、第四次「新新潮」に参加。『屋上の狂人』『父帰る』を発表するが、世間に認められるまでには至らなかった。時事新報社時代に発表した『無名作家の日記』『恩讐の彼方に』が評判になり、文壇的地位を確立する。「文芸春秋」の創刊、「文芸家協会」の設立、芥川賞、直木賞の設定などにも貢献する。